
双方向番号ポータビリティとは?対象番号・アナログ戻しとの違いを解説

「双方向番号ポータビリティとは?」
「auひかりやホワイト光電話の番号も、そのまま乗り換えられる?」
こう考える人はこの記事を見てくださいね。
もりこんにちは!当サイト管理人のもりです。
当記事では、固定電話の双方向番号ポータビリティの仕組みや対象番号、アナログ戻しとの違い、番号を引き継ぐ手順を解説します。
この記事の内容
- 双方向番号ポータビリティとは何か?
- 従来の番号ポータビリティ・アナログ戻しとの違い
- 対象となる電話番号(0AB-J番号)と事業者
- 双方向番号ポータビリティで番号を引き継げないケース
- 双方向番号ポータビリティを利用する4つの手順
- BIGLOBE光電話の対応状況
目次
双方向番号ポータビリティとは?2025年1月から何が変わった?
双方向番号ポータビリティとは、現在の固定電話の番号を変更先へ引き継いで利用できる仕組みです。
ポイントは、「ひかり電話」で新たに発行された固定電話番号も、対応事業者間で移行できるようになったことです。
今までの番号ポータビリティは、NTT東日本・西日本でしか発番した引き継ぎできませんでした。
しかし、双方向番号ポータビリティにより、対応する事業者間での引き継ぎが可能になりました。
【双方向番号ポータビリティのイメージ図】


なお、双方向番号ポータビリティの制度は、2025年1月に始まり、NTT東日本・西日本を含む18の事業者で対応しています。
NTT東日本・西日本は、2025年1月14日に受付を開始しています。
引き継ぐのは電話番号であり、現在の電話契約や割引、転送電話などの付加サービスまで、そのまま変更先へ移るわけではありません。
従来の番号ポータビリティとの違い
従来の固定電話番号ポータビリティは、NTT東日本・西日本が発行した固定電話番号を、他社の電話サービスへ移す仕組みでした。
NTT東西以外やひかり電話で取得した番号は、別の電話事業者へ移せませんでした。
2025年1月からは、他社発番・ひかり電話発番の0AB-J番号も対象に加わり、対応する固定電話事業者間で直接移行できる範囲が拡大しています。
0AB-J番号とは、「東京03」や「大阪06」などの一般的な電話番号のことです。
| 比較項目 | 従来の番号ポータビリティ | 双方向番号ポータビリティ |
|---|---|---|
| 対象番号 | ・NTT東西の発番※1 | ・NTT東西の発番 ・NTT東西以外の発番 ・ひかり電話専用の番号※2 |
| 番号を移せる範囲 | ・NTT東西から他社 | ・NTT東西から他社 ・他社からNTT東西 ・NTT東西以外の事業者同士 |
| 乗り換え可否判定 | 必要 | 必要 |
※2 ひかり電話専用の0AB-J番号
例えば、auひかり電話やホワイト光電話などで新たに取得した市外局番付きの番号も、変更先が対応していれば引き継げる可能性があります。
ただし、対象となる0AB-J番号でも、エリア・設備・移行先によって引き継げない場合があります。
双方向番号ポータビリティとアナログ戻しの違い
アナログ戻しとは、もともとNTT東日本・西日本で取得した番号を、光電話などからNTTの加入電話へ戻す手続きです。
以前は、光電話の番号を別の光電話へ直接移せない場合、一度NTTの加入電話へ戻す必要がありました。
双方向番号ポータビリティに対応した電話サービス間では、NTTの加入電話へ戻さずに変更先へ直接番号を移せます。
そのため、電話番号を残すためだけのアナログ戻しは不要になりました。
| 比較項目 | アナログ戻し | 双方向番号ポータビリティ |
|---|---|---|
| 目的 | 利用中の番号をNTT加入電話へ戻す | 変更先の固定電話サービスへ番号を直接移す |
| 申込先 | NTT東日本・西日本 | 変更先の電話事業者 |
| 主な対象 | もともとNTT加入電話・INSネットで取得した番号 | 対応事業者間で移せる0AB-J番号 |
ただし、アナログ戻し自体が廃止されたわけではありません。
変更先としてNTT加入電話を利用したい場合は、アナログ戻しで番号を移行します。



双方向番号ポータビリティにより、他社やひかり電話で発行された固定電話番号も、対応事業者へ直接移せるように範囲が広がりました。
双方向番号ポータビリティの対象番号と対応事業者
双方向番号ポータビリティの対象になるかは、電話番号の種類と、変更元・変更先の対応状況で決まります。
対象は03・06などから始まる0AB-J番号
0AB-J番号とは、東京の「03」や大阪の「06」など、地域ごとの市外局番から始まる10桁の固定電話番号です。
NTT加入電話だけでなく、光電話・ホーム電話・CATVの電話サービスで使う市外局番付きの0AB-J番号も対象になり得ます。
光ファイバーやIP網を利用する電話でも、03・06などの0AB-J番号を使うサービスは対象になる可能性があります。
【対象になり得る主な0AB-J電話サービスの例】
| 電話サービスの系統 | 主なサービス例 |
|---|---|
| NTT・光コラボ系 | ひかり電話、ドコモ光電話、BIGLOBE光電話、光電話(N)など |
| ソフトバンク系 | ホワイト光電話、おうちのでんわなど |
| KDDI・CATV系 | auひかり電話、ホームプラス電話、J:COM PHONE プラス、ケーブルプラス電話など |
| 独自回線・地域系 | NURO 光 でんわ、eo光電話、コミュファ光電話など |
独自回線などから光コラボへ乗り換える場合、電話番号の移行と、引込線などの回線設備を再利用できるかどうかは別に判定されます。
回線設備を再利用する条件は、光回線再利用の仕組み・対象条件で確認してください。
双方向番号ポータビリティを共同発表した18事業者
双方向番号ポータビリティは、固定電話サービス提供事業者18社が共同で受付開始を発表しました。
ただし、この18社は、利用者が契約する電話サービス名の一覧ではありません。
電話番号や電話網を管理する事業者名と、BIGLOBE光電話・ドコモ光電話などのサービス名は一致しない場合があります。
双方向番号ポータビリティの開始を発表した18事業者
- 株式会社アイ・ピー・エス・プロ
- アルテリア・ネットワークス株式会社
- 株式会社STNet
- NTTドコモビジネス株式会社(旧NTTコミュニケーションズ株式会社)
- 株式会社エネコム
- 大江戸テレコム株式会社
- 株式会社オプテージ
- 株式会社QTnet
- KDDI株式会社
- Coltテクノロジーサービス株式会社
- 株式会社三通
- ZIP Telecom株式会社
- ソフトバンク株式会社
- 中部テレコミュニケーション株式会社
- 株式会社トークネット
- 楽天モバイル株式会社(楽天コミュニケーションズ株式会社)
- 西日本電信電話株式会社
- 東日本電信電話株式会社
※共同発表時の一覧を元に、NTTコミュニケーションズ株式会社は現在の社名を併記しています。
実際に番号を引き継げるかは、利用中の電話サービス名と変更先を確認し、変更先の事業者による番号判定を受けてください。



双方向番号ポータビリティの対象は、03・06などから始まる0AB-J番号です。
ただし、対象事業者やサービス名だけで判断せず、変更先へ番号を伝えて確認してくださいね。
双方向番号ポータビリティでも番号を引き継げないケース
双方向番号ポータビリティが始まっても、すべての固定電話番号を自由に移せるわけではありません。
番号の種類、発行元、引っ越し先、設備、契約情報などによって、同じ番号を引き継げない場合があります。
050・0120・0800は0AB-Jの双方向番号ポータビリティ対象外
050・0120・0800などは、03・06などの0AB-J番号を対象とする双方向番号ポータビリティには含まれません。
例えば、BBフォンなどで使われている050番号は、BIGLOBE光電話や他社の0AB-J電話サービスへ引き継げません。
0120・0800などを利用している場合は、現在の番号サービス提供事業者へ引き継ぎ可否を確認してください。
他社・ひかり電話発番の番号はNTT加入電話へ移せない
他社やひかり電話で新たに発行された番号は、NTT東日本・西日本の加入電話やINSネットへは移せません。
NTT加入電話・INSネットへ移せるのは、もともとNTT加入電話・INSネットで取得した番号に限られます。(詳細)
| 電話番号の発行元 | NTT加入電話・INSネットへの移行 |
|---|---|
| NTT加入電話・INSネット | 移行できる可能性がある |
| NTTひかり電話の専用番号 | 移行できない |
| KDDI・ソフトバンク・CATVなど他社 | 移行できない |
NTT加入電話で取得してから他社へ移した番号であれば、条件を満たせばNTT加入電話へ戻せる可能性があります。
番号区画をまたぐ引っ越しや設備非対応では引き継げない
引っ越しを伴う場合は、移転前と移転後の住所が、総務省の定める同一番号区画内でなければ同じ番号を利用できません。
同じ市外局番の地域でも番号区画が異なる場合があるため、市外局番が同じでも移せないこともあります。
また、同一番号区画内でも、変更先が該当番号帯に対応していない場合や、交換設備・建物設備などの条件によって引き継げないことがあります。
マンションだから対象外になるわけではありませんが、建物で変更先の電話サービスを利用できるか確認が必要です。
名義・設置住所などの登録情報に相違がある
番号ポータビリティを申し込む際は、現在の電話番号、契約者名義、設置住所、利用中の事業者・電話サービスなどを変更先へ伝えます。
登録情報に誤りや相違があると、確認や情報変更が必要になり、番号移行を進められない場合があります。
申し込み前に、現在の電話契約の名義・設置住所・サービス名を請求書や会員ページで確認してください。
名義変更の要否や必要な情報は事業者によって異なるため、変更先の案内に従ってください。
【このほか対象外となる主なケース】
- 変更元または変更先が番号ポータビリティに対応していない
- 現在の電話サービスを先に解約し、電話番号が廃止されている
- 公衆電話・臨時電話・緊急通報受理用などの特殊な電話サービス
※緊急通報受理用の電話サービスとは、警察・消防などが緊急通報を受ける側で使う特殊な回線です。一般家庭の固定電話から110・119へ発信できることとは異なります。



0AB-J番号でも、発行元・番号区画・設備・登録情報によって引き継げない場合があります。
最終的な可否は変更先の番号判定で確認してくださいね。
双方向番号ポータビリティの手続き
双方向番号ポータビリティは、現在の電話会社へ通常の解約を申し込まず、変更先の電話事業者へ番号移行を申し込みます。
現在の電話番号を残す場合は、次の順番で手続きを進めましょう。
①電話番号・契約者名義・利用中のサービスを確認する
現在の電話サービスの請求書や会員ページを確認し、番号移行に必要な情報を用意します。
変更先によって必要項目は異なりますが、次の情報をあらかじめ確認しておくとスムーズです。
【申し込み前に確認する情報】
- 引き継ぎたい固定電話番号
- 現在の電話契約の契約者名義
- 電話を設置している住所
- 現在のサービス提供事業者
- 現在利用中の電話サービス名
固定電話の契約者と光回線の契約者が異なる場合や、結婚などで名義が変わっている場合は、現在の事業者へ必要な対応を確認してください。
②乗り換え先へ番号ポータビリティを申し込む
引き継ぎたい電話番号と現在の契約情報を用意し、変更先の電話事業者へ番号ポータビリティを申し込みます。
双方向番号ポータビリティは、利用者が変更先へ申し込むだけで、変更先と変更元が番号移行に必要な手続きを進めるワンストップ方式です。
現在の電話サービスを先に解約しないでください
番号移行前に現在の電話を解約すると、電話番号が廃止され、変更先へ引き継げなくなる可能性があります。
利用者自身で通常の解約を申し込まず、変更先へ番号ポータビリティを申し込んでください。
番号移行に伴う現在の電話サービスの終了方法は事業者によって異なるため、変更先から案内された手順を優先します。
③番号の移行可否と切替日を確認する
申し込み後、変更先の事業者が電話番号・エリア・設備・登録情報などを調査します。
番号を引き継げる場合は、変更先から案内される切替日・工事日と、立ち会いの有無を確認してください。
番号判定や切り替えにかかる期間は、変更先や工事内容によって異なります。
光回線の開通工事も伴う場合は、インターネットの工事日と電話番号の切替日をあわせて確認しましょう。
切替当日は、一時的に固定電話を利用できない時間が発生する場合があります。
仕事や緊急連絡で固定電話を使う人は、携帯電話などの連絡手段も用意してください。
④切替後に電話の発着信を確認する
切替工事が完了したら、電話機を変更先から案内された機器へ接続します。
固定電話からの発信と、携帯電話などから固定電話番号への着信をそれぞれ確認してください。
番号移行に伴い、変更元の電話サービスは解約または利用休止となるのが基本です。
利用者が先に解約せず、変更先から案内された終了方法を確認してください。
また、電話番号を移しても、変更元のインターネット回線や電話以外のオプションまで自動的に終了するとは限りません。
発着信を確認した後、変更元のインターネット回線や付加サービスがどのような状態になっているかを確認し、残っている不要な契約を別途解約してください。



手順は、契約情報の確認→変更先への申し込み→番号判定・切替日確認→発着信確認の順番です。
現在の電話を先に解約しないでくださいね。
BIGLOBE光電話は他社発番の固定電話番号も引き継げる
BIGLOBE光電話は双方向番号ポータビリティに対応しており、他社の電話サービスで取得した0AB-J番号も、番号判定を通れば引き継げます。(詳細)
auひかり・NURO 光・CATVなどの電話サービスからBIGLOBE光電話へ移る場合も、変更先となるBIGLOBEへ番号ポータビリティを申し込みます。
auひかり・NURO 光・CATVなどから番号ポータビリティで電話番号を移す場合、同番移行工事費は1番号につき2,200円です。
工事内容によっては、BIGLOBE光電話の基本工事費や交換機等工事費などが別途かかります。
なお、NTT東日本・西日本のひかり電話からBIGLOBE光電話へ移る場合は「転用」、他社光コラボのひかり電話相当サービスから移る場合は「事業者変更」で電話番号を継続します。(詳細)
転用・事業者変更では双方向番号ポータビリティを利用せず、電話番号を継続するための工事費はかかりません。
現在の電話を解約する前にBIGLOBE光とBIGLOBE光電話を申し込み、番号を引き継げるか確認してください。



BIGLOBE光電話へ番号を引き継ぐ場合は、現在の電話を先に解約せず、BIGLOBEへ番号ポータビリティを申し込みましょう。
まとめ|双方向番号ポータビリティでも引き継げない番号に注意する
双方向番号ポータビリティにより、NTT東日本・西日本以外の事業者や、ひかり電話で新たに発行された0AB-J番号も、対応する固定電話サービスへ直接移せる範囲が広がりました。
最後に、この記事の内容をまとめます。
この記事のまとめ
- 双方向番号ポータビリティは2025年1月に始まった
- 他社発番・ひかり電話発番の0AB-J番号も対象になり得る
- 対応サービス間の直接移行では、番号を残すためだけのアナログ戻しは原則不要
- 050・0120・0800は、0AB-Jの双方向番号ポータビリティ対象外
- 現在の電話を先に解約せず、変更先へ番号ポータビリティを申し込む
- BIGLOBE光電話へ番号ポータビリティする同番移行工事費は1番号につき2,200円
BIGLOBE光へ乗り換える場合は、現在の固定電話を解約する前に、BIGLOBE光電話へ番号を引き継げるか確認してください。
BIGLOBE光のキャンペーンや乗り換え方法は、BIGLOBE光の乗り換えページで確認できます。

